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- コーヒーブロガー
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毎朝必ず1杯~2杯分をコーヒーをハンドドリップやマキネッタで淹れています。スペシャルティコーヒーをメインに、カルディ等の市販の豆も飲んでいます。
ドリッパーは、V60をメインに使用中。
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そもそもなぜコーヒー豆を挽く必要があるのか
実は焙煎したコーヒー豆は「豆」というだけあって食べられるくらい香ばしくておいしいです。最近はお菓子でも見かけるようになりましたね。豆のままでお湯につけて抽出することもできますが、それだと短時間で成分を抽出できないため、コーヒーの味、成分を素早く抽出するために豆を粉砕して、粉にする必要があります。
ちなみに…焙煎豆の成分は下記の通りです。
引用:全日本コーヒー協会
コーヒー豆を挽いた後に美味しく飲める期間
コーヒーは「挽きたて」「淹れたて」がおいしい。
コーヒー豆が酸化したなどと耳にしたこともあると思います。コーヒー豆のままだと劣化が少なく、おいしさが維持できるとされているため、コーヒー豆を粉にするのは飲む直前がいいと言われています。
粉にすることで豆よりも空気に触れる部分が増えるため、コーヒー豆の酸化・劣化が加速します。それは味に大きな差を生みますので、コーヒー豆の粉は1週間~10日ほどで飲める量を買うようにするのをおすすめします。
焙煎された豆は1か月から2か月ほどで使い切ると新鮮な豆の味わいを楽しめるでしょう。中々飲む機会が少ないという方は冷凍庫に入れて保管すると劣化がしにくくなると言われています。
コーヒー豆の挽き目・挽き方は5段階ある
コーヒー豆の挽き方には、極細挽き、細挽き、中細挽き、中挽き、粗挽きの5段階の挽き方(挽き目・ひきめ)があり、挽いた豆の細かさ(粒度・りゅうど)でコーヒーの味が大きく変化します。
コーヒー豆の挽き方の特徴と淹れ方
上記のようにコーヒー豆の挽き方と適した淹れ方が異なるため、コーヒーの粉の細かさの特徴を理解したうえで、好みの味わいを作っていくことがコーヒーをさらに楽しむコツになります。
極細挽き
極細挽きはコーヒーの挽き方で一番粒度の細かいもので、一般家庭にある上砂糖ほどの細かさとなります。
主にエスプレッソに使われる挽き方です。粒度が細かいため、お湯との触れる部分が非常に多く、濃く成分が溶け出します。深い味わいが楽しめる一方で苦味が際立った味わいにもなります。
細挽き
細挽きは、グラニュー糖と上白糖の中間ほどの細かさなので、水を使ったウォータードリップに用いられることが多いです。水は温度が低いため、コーヒーの成分を抽出するのが遅く、時間がかかりますので、細かめのコーヒー粉を用いて、接地面を多くして淹れていきます。ペーパードリップには不向き。ダッチコーヒー(オランダのコーヒー)やコンデンスミルクを入れるベトナムコーヒーも細挽きで濃く深い味わいになるように淹れています。
中細挽き
5段階ある挽き方で中間の粒度かつドリップコーヒーで一番親しまれている中細挽きです。グラニュー糖ほどの粒度で、市販のコーヒー粉は中細挽きであることが多く、スターバックスや、タリーズ、ドトールなどで豆を購入する際に挽いてもらう場合、ペーパードリップ用でと言うとだいたい中細挽きになります。
家庭でコーヒーメーカーやペーパードリップを楽しむ際に一番使われています。苦すぎず、コクもある程度出て、ザ・万人向けのバランス型の挽き方で非常に飲みやすくもあり、味わい深いコーヒーが出来上がります。
中挽き
若干粗い挽き方の中挽きは、ザラメとグラニュー糖の中間くらいの粒度です。
喫茶店でおなじみのネルドリップ(布製のフィルター)やサイフォン、コーヒー通が好んで使うフレンチプレスに適しています。ペーパードリップと比較すると、コーヒー粉とお湯の接触時間が長くなるため、雑味が目立ちやすくなります。お湯と触れる時間の長さに配慮して、粒度を荒くすることを目的として、面積が小さくなるよう中挽きで淹れます。
ネルドリップの味わいが好きな人は非常に多いのですが、ペーパードリップに落ち着く一番の理由は、手入れの方法にあります。小まめに、細かくお店と同じように道具の管理ができる方はいいと思いますが、カビが生えた、異臭がしてきた、なんて声はネルドリップあるあるとして有名です。
ペーパードリップとは違う味わいを求めている、コーヒー好きの方は試してみてもいいかもしれませんね。
粗挽き
最後は、一番粒度が粗い、粗挽きです。ザラメほどの粒の大きさになっており、遠目でも粒度がわかるくらいです。アウトドアなどで手軽にコーヒーを淹れられるパーコレーターなどに適しています。パーコレーターでのコーヒーの淹れ方はこちら→UCC
粒度が粗いものは、苦味が少なめな分、酸味が出やすくなるのが特長です。酸味が苦手な方はコーヒー豆の産地を選んで、好みの味わいを作っていくのも楽しみの一つです。
おいしいコーヒーを淹れる3つのポイント
コーヒーを淹れる直前にコーヒー豆を挽く
先ほどお話しした通り、粉にした瞬間から劣化が激しく始まっていきます。それを避けるためにコーヒー豆は淹れる直前に挽くことをおすすめします。手挽きのコーヒーミル、電動のコーヒーミル、臼でつぶす(笑)などいろいろな方法がありますので、コーヒーは豆で買って、淹れる直前に粉にするを試してみてください。
粉の粒度が均一になるように挽く
淹れる直前に挽く際に活躍するのはコーヒーミル!手挽きで時間かけてゴリゴリ削りながら挽くのもいいですね。そんな優雅なひとときは過ごせないというでしょう。そんなあなたにはこれ!
コスパナンバーワンのメリタのパーフェクトタッチⅡ(5000円程)です。こいつはなかなかの優れもので、安いのに均一な挽き具合で、挽くスピードも速いです。2杯分くらいならダイヤル回して、ワンタッチ!わずか10秒くらいで終わります。
挽き目に合った抽出方法でコーヒーを淹れる
先にお伝えしていた挽き目に適した淹れ方でコーヒーを入れていくのが初心者にはおすすめです。まずは小細工せずに王道で味わう!もっとこんな味わいがいいなと感じたら豆の産地にこだわる、お湯の温度にこだわる、ドリッパーにこだわる、豆の焙煎方法にこだわる、そして、今回の挽き目にこだわると全然違う味わいを楽しめます。
是非、基礎を固めて自分のこだわりを持ってコーヒータイムを楽しみましょう!
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