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コーヒーで「落ち着いた空間を噛みしめたい…」
きっとこのページを見てる方はドリップを始めようとしているか始めたてか始めようとしている方だと思います。
YouTubeなどで紹介されているドリップコーヒーの淹れ方のレクチャー動画や記事は少し小難しく専門知識を多く使ってて少しわかりにくい。
- ペーパードリップをするための道具を揃えよう
- ペーパードリップ用の豆の挽き方・おすすめの挽き目
- ペーパードリップのコツ
- ペーパードリップを使って、世界一美味しいコーヒーを淹れる手順
- 前提条件
- 用意するもの
- STEP1:豆(もしくは粉)を計る
- STEP2:V60(ドリッパー)にペーパーをセット
- STEP3:お湯を沸かす
- STEP4:ペーパーフィルターを湯通しする
- STEP5:コーヒー粉をドリッパーに入れる。
- STEP6:ドリッパーとコーヒーサーバーをセット
- STEP7:デジタルスケールに乗せて、重さを0にリセット
- STEP8:1投目開始(0:00~0:15)
- STEP9:注湯後にドリッパーとサーバーを持って3回ほど反時計回りに揺らす(0:15~)
- STEP10:2投目開始(1:00~1:15)
- STEP11:3投目開始(2:00~2:30)
- STEP12:再度、⑧と同様に反時計回りに3回程揺らす(2:40)
- STEP13:落ち切ったらサーバー内を撹拌して終了(3:00~4:00)
- ドリップコーヒーをもっとおいしく淹れるための基礎知識
- ドリッパーの種類
- フィルターの素材
- ドリップコーヒーのまとめ
ペーパードリップをするための道具を揃えよう
①ドリッパー
私の愛用しているのはこれ!日本のサードウェーブコーヒーの火付け役「ブルーボトルコーヒー」はこのドリッパーを使っています。
私はこれで淹れるのが好きですが、とにかく簡単にドリップコーヒーを始めるなら、セットがお勧め。私も愛用してるHARIO(ハリオ)のV60。
②ペーパー
V60やコーノ式、フラワードリッパー、ORIGAMIなどのドリッパーを選ばれた方は円錐ペーパーを使用してください。
③サーバー(コップや耐熱の計量カップで代用も可)
コーヒーの道具は好きなデザインのものを使っていただくことをおすすめします。淹れる時間もたのしめますし、インテリアにもなるので、KOGUのコーヒーサーバーなんていかがでしょうか。
私はこのデザインが好み! ▼
デジタルスケール
100均のでも、ドリテックでもタニタでも全く問題ないです。
とにかく豆が計れる、注湯しているときにしっかりどれくらい入れているかが分かればアナログのスケールでも問題ないです。
でも、、、デジタルスケールを使ってほしいです。ストレスがないので…
普通のデジタルスケールなら普段使いもできる方がいいかなと思います。中でもタニタはすごく優秀。他もいろいろ使いましたが、一択タニタ。
コーヒー専用のスケールが欲しいって方はこちらがおすすめ
セットでの購入もおすすめ
スッキリした味わいやコーヒー専門店ぽい味わいを再現したい方にはこちらのV60のセットがおすすめ
昔ながらの純喫茶っぽい深い味わいを求めている方はこちらのセットがおすすめ!
こっちはコーヒー豆(もしくは粉)もついているので、すぐにドリップを始められます。
とりあえず器具はこれで問題なし。
ペーパードリップ用の豆の挽き方・おすすめの挽き目
中挽きで苦味を抑えて風味豊かな味わいを楽しむ
一般的にペーパードリップでは、下記の中細挽きで挽いた方が良いと言われていますが、私はこの中細挽きはの味わいは雑味を感じやすいので、少し粗めの中挽きから粗挽きあたりで挽いて淹れています。
一般的には中細挽き
コーヒーチェーン店でペーパードリップドリップ用でと言うと、中細挽きで挽かれると思います。
また、スーパーなどで売られているコーヒー粉もこの粗さです。
しかし、ペーパードリップだから絶対にこの粗さで挽かなければいけないというルールはないので、スッキリ飲みたいなら、粗くしていく、濃厚なコーヒーが飲みたいなら細挽きにするなどして、自分なりのベストを見つけてみてください。
挽き目を調整して、味わいの違いを楽しむのもあり
挽き方が細かければ細かいほど、濃さが変わるので、苦味がより引き出されるようになります。逆に豊かなフレーバーを楽しみたいなら中挽きくらいまで粗くしてもいいかもしれませんね。
ペーパードリップのコツ
レシピを活用して毎回同じように淹れる
私はバリスタ世界チャンピオンの井崎氏のレシピとドリップ世界2位の畠山氏のレシピを融合した、オリジナルのレシピで毎回全く同じようにドリップしています。
毎回その場の雰囲気で淹れると変数が多くなるため、なぜこういう味になったかの原因が探れないため味わいをコントロールできず、コーヒータイムが苦痛になる可能性すらあります。
毎回同じように淹れることで、好みじゃない味わいだった場合、豆の挽き目やお湯の温度を調整して、味わいをコントロールすることができるため、おすすめです。
お湯の温度は沸騰したてを使う
下記のようなお湯の温度を計るものがない場合、沸騰したての100度を使用する方法が毎回同じようにドリップできるので、おすすめです。
こちらを購入する方や持っている方は、100度~85度の間で湯温を調整してドリップしてみてください。
世界的に有名なバリスタ世界チャンピオンであり、コーヒー系YouTuberのジェームズホフマン氏は沸騰したてのお湯を使うレシピを提唱しています。
非常にロジカルでアプローチに納得感が得られるため、個人的にはすごく好きです。
4分以内に淹れる
4分以内に淹れると雑味が出にくく、濃厚かつスッキリした味わいが楽しめます。この4分以内は井崎氏も提唱している時間です。
個人的には3分ほどで淹れ終わるように挽き目などを調整しています。
お湯は落とし切りがおすすめ
バリスタのほとんどはお湯の落とし切りでレシピを作っています。お湯の量をあらかじめ決めることで、毎回の味のバラつきをなくす効果があります。
次のセクションでお話しますが、私の1杯レシピは240gのお湯を使って淹れています。このお湯の量はコーヒーの濃さが変化するので、注意しましょう。
15gズレるとコーヒーのおいしさは変化します。
ペーパードリップを使って、世界一美味しいコーヒーを淹れる手順
前提条件
・これからお伝えするレシピはバリスタ世界一の井崎氏のドリップレシピを活用したものです。
※豆の量とお湯の量が異なりますので、ご注意下さい!
用意するもの
コーヒー豆(中煎り):16g(一人分)
お湯:240g (コップに入るのは、200g前後→15%前後のお湯は豆が吸ったまま)
ドリッパー:ハリオV60(上記のドリッパーや円錐形のドリッパーならほぼOK)
ペーパー:円錐フィルター
湯温:92度(100度~85度以内)
※100度に近いと苦味が増す、85度に近いと風味(酸味やフルーティーさ)が増す
※スーパーに売っているコーヒーの粉(インスタントではないモノ)でも缶コーヒーの3倍美味しくできます。(参考 ▼)
STEP1:豆(もしくは粉)を計る
第一段階は、100gのお湯に対して6~8g豆もしくは粉を使います。私の場合、豆を基準に考えていまして、1gの豆に対して、15gのお湯を使うレシピなので、上記の範囲内です。
全体湯量の10%~15%がコーヒー豆に吸われるため、240gのお湯を使うと200g前後のコーヒーが淹れられます。
計り終わったら、豆の場合はグラインダーで豆を挽く(中挽き~中細挽き)
↓
STEP2:V60(ドリッパー)にペーパーをセット
↓
STEP3:お湯を沸かす
ケトルの下に細かい気泡ビッシリ詰まって、大きな泡がボコボコと出始めたあたりが95度なので、そのあたりで止める
もはやそこまで厳密じゃなくても大丈夫です(笑)
↓
STEP4:ペーパーフィルターを湯通しする
※お湯を捨てるの忘れない
※ペーパーリンスと呼ばれるもので、ペーパーの匂いを取って、コーヒー本来の味を楽しむためのものとされていますが、正直なところ、やってもやらなくても良いと思います。
ペーパーリンスの有無で味わいの違いを見破るのは、プロでも難儀を示します。参考にこれ
ちなみに私もドリッパーは温めるけど、ペーパーリンスはしないです。
↓
STEP5:コーヒー粉をドリッパーに入れる。
※このあたりでお湯が92度になるかなと思います。
↓
STEP6:ドリッパーとコーヒーサーバーをセット
↓
STEP7:デジタルスケールに乗せて、重さを0にリセット
↓
STEP8:1投目開始(0:00~0:15)
お湯48gを真ん中から円を描きながら壁までかける
※全体の湯量の20%=240g×0.2=48g
15秒程で注ぎ終わる
↓
STEP9:注湯後にドリッパーとサーバーを持って3回ほど反時計回りに揺らす(0:15~)
この行為の目的としては、均等にお湯と豆が触れ合うようにするためです。スプーンで行うバリスタも多いです。
↓
40秒程の待ち時間
↓
STEP10:2投目開始(1:00~1:15)
┗再度、お湯48gを真ん中から円を描きながら壁までかける(壁についた粉を落とす)
┗15秒程で注ぎ終える
↓
45秒前後の待ち時間
↓
STEP11:3投目開始(2:00~2:30)
お湯142gを真ん中から円を描きながら壁までかける。2投目より少しだけ早いペースで
30秒程で注ぎ終える
↓
10秒~15秒
↓
STEP12:再度、⑧と同様に反時計回りに3回程揺らす(2:40)
STEP9に出てきたドリッパーを揺らす行為をもう一度ここでやります。
↓20秒から1分15秒程の待ち時間
STEP13:落ち切ったらサーバー内を撹拌して終了(3:00~4:00)
コップに移して、コーヒータイムを楽しんでください。
ドリップコーヒーをもっとおいしく淹れるための基礎知識
①豆の量を微調整して好みの味わいに近づける
コーヒー1カップ(130ml)に対して12gの豆を使うのはベースや基準を作るためのもの。コーヒーは嗜好品だから好みの味わいを見つけてほしいと思う。濃かったら豆の量1~2gを減らす、薄かったら(1~2g)増やす。そんな感じで調整していくと1週間も経たずに好みの分量がわかると思う。
②お湯の温度はコーヒーを濃さを調整できる
もっと濃く淹れたいのであれば、90度くらいのお湯で多めに注いでくと濃い味わいのコーヒーが淹れられる。長く注ぐと雑味が出やすくなるから抽出時間は2分~2分半までには終わらせたい。
③コーヒー豆の産地や特徴を考えて淹れ方を変える
実はコーヒ豆は産地によって全然味わいが違う。→コーヒー豆の産地の特徴を学ぶ
産地の特徴を生かした、焙煎がされているはずなので、お湯の温度や淹れるスピードを調整して魅力が最大限引き出されるように淹れてみると新しい発見がある思う。
④焙煎度合いに注目してみる
コーヒー豆は焙煎によって大きく味わいが変化をします。コーヒーは焙煎で味が激変する!豆の特徴捉えた焙煎がカギと言っているくらい焙煎でコーヒーの善し悪しが左右されます。その豆がどんな生産地の豆で、どんな焙煎方法なのかを把握して、淹れ方を選択できるようになるとコーヒーの楽しさが何倍にもなる。
ドリッパーの種類
ドリッパーの形は主に3つ
①台形型(カリタ/メリタ/ボンマック)
②円錐型(HARIO/KONO/ORIGAMI)
③ウェーブ型(カリタ)
この形が味の濃度を変えていくのは本当に不思議なのですが、事実全く違う味わいに。
それもそのはずで、この形によって何が左右されているのかというとコーヒー豆とお湯がどれくらい密接に触れ合っているかということ。
穴が少なければお湯が出ていく速度が遅いからお湯がコーヒー豆のに触れ合う時間が伸びて、濃くなる。
リブやウェーブが長い、多いとお湯の出ていくスピードが上がるので、スッキリしたコーヒーが楽しめる。
市販されているドリッパーの代表例
市販されているドリッパーは数えきれないほど、あります。
◆ハリオ
◆カリタ
◆コーノ
◆メリタ
◆オリガミ
◆COFIL
様々なドリッパーがある理由は味わいが変わるからこのドリッパーを使うのが正解とかって話ではなくて、どんな味わいにしたいからこのドリッパーにする。こんな風に選べるようになるとより楽しめるかなって思う。
COFILなんかは現代を象徴したドリッパー。
デザイン性も優れてて、フィルターがいらないっていう斬新な謡い文句。淹れる前や淹れてない時の楽しみまで考慮された商品は最近のトレンド。
フィルターの素材
ここでは、ペーパードリップの話を紹介したけど、実はペーパードリップ以外にもいろいろな淹れ方があるし、フィルターもいろいろあって味わいが変わる。ここではフィルターについて少し触れたいと思う。
ペーパーフィルター
ペーパーフィルターは一番流通も使用量も多く、ドリップコーヒーと言ったらペーパーって感じ。コーヒーに含まれる油分や微粉等は全て濾過されて出てくるから、味わいはスッキリしていて、クセの少ないコーヒーができる。
使用後はコーヒーカスと一緒に捨てればいいだけなので、管理も楽。毎回新しくセットしなければいけないのとなくなったらドリップできないため、そこの手間さえ何とも思わなければ一番楽かも
金属フィルター
金属フィルターは、ペーパーフィルターより粗い穴が無数に開いていて、コーヒーの油分や微粉も一緒にコーヒーに落ちて行くから、コーヒー豆本来の味わいを楽しめる。
それなりにクセが出やすくなるので、苦手な人も多くいることは確か。私もあまり好きじゃない。
ペーパーフィルターと違ってコーヒーカスを捨てて、フィルターを洗えば何度でも使えてゴミが少なくなって便利であることは間違いない。
ネルフィルター
昔ながらの喫茶店でよく使われているのがこのネルフィルター。フィルターが布製になっていて、金属フィルターの良さとペーパーフィルターの良さを兼ね備えたフィルター。
でも、通しか使ってないし、通でも使ってる人が少ない印象。味わいは油分をそれなりに通すから深い味わいになるけど、微粉とかはキャッチするから雑味は出にくい。
味わいがいいけど、忘れちゃいけない難点があって、それは洗わなきゃいけないことと冷蔵庫での保管が面倒といったこと。ドリップに多少の技術が必要なので、初心者が最初に手を出せないフィルター。
ドリップコーヒーのまとめ
いかがでしたか?たかがドリップ、されどドリップという両方が見れたのではないでしょうか。最初にこだわるべきは抽出方法でも、ドリッパーでも、お湯の温度でもなく、今までにないコーヒーの味わいを毎日楽しむってこと。
ここが達成出来たら次にこだわる場所を変えて、コーヒーの深みにハマってほしいと思う。ドリップコーヒーが定着すると市販の缶やパック、ペットボトルのコーヒーはきっと飲めなくなる。コクもないし、薄いから水に感じる。
でも、そう感じたらコーヒーの沼に一歩踏み出しているのと同じ
ようこそ、コーヒーの世界へ
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