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話題のサードウェーブコーヒーとは?その特徴と楽しみ方

コーヒー豆

サードウェーブコーヒーとは

サードウェーブコーヒーとは、2000年代の初めにアメリカで起こったコーヒー業界の「第三の波」と呼ばれる時代に提供されるコーヒーを指します。2002年頃からアメリカが中心となって巻きこったブームで、その中で使用されているワードは、主な次の4つです。

・シングルオリジン
・浅煎り
・ハンドドリップ
・ダイレクトトレード(フェアトレード)
┗トレーサビリティ(追従可能であること)

いずれも、味や品質へのこだわりや生産者への関心の高まりによって現れた情報社会ならではの当然の関心や考え方です。より高品質のコーヒー豆が良いとされており、「コーヒー本来の味」を楽しむといった背景があり、浅煎りで飲むことが特徴的でもあります。

日本では2015年に初上陸した「ブルーボトルコーヒー」が発端となり、サードウェーブコーヒーが広がっていきました。

 

ファーストウェーブ編

そもそも急になぜサードウェーブ?ファーストとセカンドは?と感じている人には、簡単に歴史をお伝えします。

【ファーストウェーブ】生産と消費が特徴 1800年代~
かつては上流階級の嗜好品であったコーヒーが大量生産・大量消費が始まり、庶民的な飲み物として変化した時代。生産と消費に目が向いていたこともあり、味の探求はあまりなかったようです。1900年代にアメリカ在住の「カトウサトリ氏」によってインスタントコーヒーが開発され、同時期にコーヒーメーカーが登場したことで、コーヒーは自宅でも楽しめるようになり、より身近なものになっていきました。

 

セカンドウェーブ編

【セカンドウェーブ】単純消費から味の探求に  1970年代~1990年代
いつの時代も新しいものが当たり前になると深さを求めるのが人の性です。味の探求をし始めて、品質がグッと向上し始めた時代です。シアトル系の深煎りコーヒー(スタバやタリーズもシアトル発祥)が大人気になり、深煎りに合うカフェラテなどミルクやフレーバーを追加した今でも親しまれている飲み方が生まれたのはこの時代です。

日本では1996年にスターバックスコーヒーが上陸し、ロゴ付きのカップが口コミで広がるなど一躍話題に。コーヒー以外の部分の目が行き始めたのもこの時代からです。

また高品質なコーヒーが求められ始めたことと深煎りが主流になったことが、焙煎の技術向上にもつながり、コーヒー豆本来の良さを引き出せるようになり、より一層味わいが深くなったとされています。

 

サードウェーブコーヒーからフォースウェーブへ

やっぱり時代を進めたくなるのが、人間の本質ですね。

【フォースウェーブ】すべての工程の透明度をより高い水準で 2020年代~?

環境問題やアパレル業界なで近年言われている「サスティナビリティ(持続可能性)」の認知と支持が大きくなってきていることは、コーヒーの業界にも来ているということです。生産者、生産国の背景、その間取引の正当性、焙煎や発送、コーヒーを淹れるまでを透明度高くしていくことが今後はさらに求められるでしょう。

昨今話題の「自宅で焙煎」をすることで、生豆への関心も高まりますし、工程の一つ一つが味わいに大きな影響を与えることが、情報としてより認知されていくでしょう。しかしながら、その対極にある合理主義も増えているため、テクノロジーの発展が著しい現代に疲れ始めた今、非合理的な考えと合理的な考えの狭間に我々は立っていると思います。

間違いなく時代の分かれ目にある重要な時代なので、どのような波が起こるかではなく、どのような波を起こすかという視点で時代を感じていきたいですね。

 

サードウェーブコーヒーの特徴とは

産地の特性が生きるシングルオリジン

シングルオリジンコーヒーとは、「単一品種で作られたコーヒー」のことです。国や地域、銘柄といった大きなカテゴリーではなく、生産地域を明確化し、エリア、農園、生産者、苗木など1つの小さいカテゴリーなどを限定的します。パッケージには、国、銘柄、農園名や生産者名なども記載されることが通常で、品質にブレが少なく、味わいがはっきりと出る、高品質なコーヒーを安定して楽しめる点はシングルオリジンの特徴であり、メリットです。

細かい情報までオープンにされているため「顔の見えるコーヒー」ともいわれています。

シングルオリジンと似た言葉で、同じ農園で採れたコーヒー豆しか使用していないものを「シングルエステート」と呼びます。

 

酸味際立つ浅煎りコーヒー

サードウェーブコーヒーの味わいの最大の特徴は、コーヒー豆が浅煎りであるために淹れたときにくっきりとした酸味が広がることです。深煎りで好まれたセカンドウェーブのコーヒーとは対極的な味わいのコーヒーです。最近では、100円のコーヒーが多く流通していることから、酸味が苦手な方もいらっしゃると思いますが、コーヒーはそもそも果実であるために、本来の酸味は果実由来のフルーティさを感じます。

 

丁寧に淹れるハンドドリップ

サードウェーブコーヒーで一躍話題になったのが、1杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れることです。喫茶店に行かれる方は、そのような淹れ方になれていると思いますが、大衆用のコーヒーショップではなかなか見られない光景だったため、「ブルーボトルコーヒー」のハンドドリップは新鮮だった方も多いのではないでしょうか。

 

生産者を守るダイレクトトレード

従来はコーヒー豆の生産者である農園から様々な企業を介してコーヒー提供者からユーザーに届いていました。その場合、利益の中抜きが行われ、生産者にはほとんど利益が残らないといったことが問題としてありました。

農園(生産者)→中間業者(生産者と輸出業者をつなぐ)→輸出業者→輸入業者→ロースター(焙煎所)→小売業者(店舗)→ユーザー

コーヒーの原価はカップ等も含めると10%~20%と言われており、500円で販売したとしても、これだけ間に入れば、生産者の手元には1杯あたり数円しか残らないことが容易に想像ができます。

それに比べ、ダイレクトトレードは、生産者からコーヒーショップや消費者へ、仲介者の手をほとんど介さずに流通するを目的として行われています。そのため、仲介料がほぼ不要となり、生産者にしっかりと料金が支払われます。生産者へと適正な利益が還元されることで、高品質な豆を作るための環境が整備され、品質の維持・向上を図りながらサプライチェーン全体で「生産を継続できる体制を作ること」が、サードウェーブでは重要視されています。

上記のように、しっかり届けることや他国通貨での金銭のやり取りを任せる業者を1社かませたとしても、1/3ほどの中抜きが減るので、通常のトレードよりは生産者にお金が渡ることがお判りいただけると思います。
生産者の生活を守りつつ、高品質の豆を提供してもらうという信頼関係がサードウェーブの基本的な考え方になります。

サードウェーブコーヒーの酸味を楽しもう

浅煎りのコーヒーを楽しむためのおすすめセットと淹れ方をご紹介します!

下記の5つの道具を使って、85℃~90℃(沸騰してから1分ほど待つと90℃前後)のお湯で、まろやかな酸味を楽しんでみましょう。お湯が熱くなると苦味が増しますので、お好みでお湯の温度を調整して飲み比べてみてください。

コーヒーとお湯の温度の関係!自分好みの味を探す方法
コーヒには味を左右する要素は大きく分けて6つあります。 ①コーヒー豆の産地 ②コーヒー豆の焙煎 ③コーヒー豆の挽き目 ④コーヒードリッパー ⑤お湯の温度 ⑥お湯の注ぎ方 同じ豆でも焙煎度合いで大きく味が変わりますし、焙煎度合いが同じでもコー...
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香り引き立つコーヒーは、人生をも引き立たせる

コメント

  1. […] 昨今、コーヒー業界では話題が尽きない▻サードウェーブコーヒーが一つの要因になっていることも間違いない。 […]

  2. […] 私の愛用しているのはこれ!日本のサードウェーブコーヒーの火付け役「ブルーボトルコーヒー」はこのドリッパーを使っているらしい。 […]

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